2024年05月07日(火)|支部・研究会・若手の会
接着界面科学研究会PartⅨ前期開催のご案内
本研究会は、接着および粘着現象・表面・界面の研究の進歩・発展を目指し2008年5月に発足致しました。お陰様で活動趣旨に賛同いただき、2024年度は法人会員13社、個人会員6名で 活発な研究会活動を行っております。活動の概要として、従来型の講演会に止まらず、気鋭の研究者に発想の原点や哲学から現在までを語っていただく独演会(ロングラン講演)や見学会を開催致しております。さらに、分科会(当初は、1)表面・界面の構造と物性(例:表面・界面におけるガラス転移)、2)表面処理の現状(例:金属/樹脂界面(異種界面))を設け、参加者自ら能動的に関連分野の調査をして頂き、その成果を日本接着学会誌Vol.51 No.2~No.9解説シリーズ<接着界面科学>として学会誌に掲載し、接着学会本体に対する学術的な貢献活動も行ってまいりました。
さて、本パートにおいても、講演会、見学会、接着界面科学シンポジウム&ロングラン講演などを企画いたします。また、PartⅧ同様、PartⅨでも種々の利便性を考慮したオンライン開催も適宜採り入れながら、下記の通り開催の予定を致しておりますので、現在加入されておられる方々はもとより、会員の皆様で、本研究会の趣旨にご賛同いただける方はこの機会に、法人・個人を問いませんので、本研究会 “接着を科学する”活動にご参加頂ければ、幸甚に存じます。
「接着」は今日の産業を支える基幹技術としてあらゆる産業に利用されている。
接着の利便性、信頼性は飛躍的に発展し、溶接などの手法を代替してきただけでなく、ラミネート材や複合材料、さらにはナノ材料など新規材料の開発に多大なる貢献をなしてきた。接着現象は接着剤そのものだけでなく、被着体表面、さらには接着界面の構造や物性とも密接に関係しており、これらは高分子化学、物理化学、界面化学、レオロジーの学問体系に関連付けられ、最近では生物学、環境学や電子工学との関連も深くなっている。さらに接着を対象とする材料も多岐に亘り、材料工学の学問体系の中にも位置付けられ、まさに境界領域の科学技術の粋と言っても過言ではない。科学技術とは本来、学理を極める科学と、その上に立脚する技術でなければならない。かつて接着はサイエンスではなくテクノロジーであると言われた時代もあった。しかしながら、先人の接着に関連するサイエンスの追及の成果として、接着ハンドブック第2版(昭和55年)では接着を分子間力で議論できるようになってきた様子が語られている。ところが、その後、第3版(平成8年)、第4版(平成19年)において多彩な応用や新規接着剤の開発が紹介され、接着分野の充実が披露されている一方、そこで展開されている接着理論の本質は変化しておらず、最近では本邦でそれらを対象とした学術発表が希少になっているように見受けられる。昨今表面・界面解析技術とナノテクノロジーの進歩には著しいものがあり、表面・界面を原子レベル・ナノオーダーで制御できるようになってきた。したがって、これからの接着を語る上で、これら周辺技術の進歩に歩調を合わせて、接着を新たな視点で科学的に把握する必要が生まれている。このような観点から、本研究会は「接着という界面現象」を「科学」し、新たな接着のブレークスルーのシーズを生み出すとともに、より充実した理論体系の構築を目的とする。
第1回例会 日時:2024年7月12日(金)(開催済)
開催方式:オンライン(Zoom)
「主題:接着界面探究の最新動向」
本分野でご活躍の3名程度の講師による基調講演
第2回例会 日時:2024年9月2日(月)→2025年1月7日(火)に変更となりました。
会場:東京工業大学大岡山キャンパス(オンサイト)
第2回例会
第3回例会予定 日時:2024年12月17日(火)
接着界面科学シンポジウム
会場:I-siteなんば(オンサイト)
内容:接着界面に関する基調講演、研究会員の相互理解セッション、若手ポスター発表(案)
第4回例会予定 日時:2025年3月7日(金)
会場:九州大学or関西(オンサイト)
内容:ロングラン講演(産業技術総合研究所 堀内伸先生予定)
1.本研究会は「接着界面科学研究会PartⅨ」とし2024年4月から2026年3月まで2カ年間の開催とし、
事務局を本部に置くものとする。2024年度は前期、2025年度は後期とする。
2.目的 趣意書の通り1)研究・技術の方向性 2)相互の関係 3)解説 4)情報の蓄積 5)講師との懇親
などを通して接着現象・表面・界面の研究の進歩・発展に貢献する。
3.例会として年4回開催(講演会、シンポジウム、見学会、等)、原則として3ヶ月に1回程度、
午後から開催するものとする(シンポジウムは午前からの場合あり)。
4.開催地 原則として本部所在地(関西地区)とする。
5.本研究会の事業年度は4月にはじまり翌年の3月に終わる。
6.会費は、研究会参加費もしくは資料代とし1カ年分を納入、納入期限を5月末日までとする。
7.研究会を退会する場合は、次年度がはじまる4月までに連絡すること。
年度途中での退会については、会費の払い戻しはしない。
8.参加企業の担当者に変更が生じた場合は速やかに本会事務局まで連絡すること。
なお、個人正・非会員でお申込の場合の名義変更は出来ません。
9.法人会員の研究会への参加については、原則として1社3名までとする。
10.研究会の運営は本部事業とし、運営委員会がこの任にあたる。
11.研究会会費
とし、原則として一括払いとする。
なお、法人会員(特別・維持・賛助)からの本会「催し物特別優待券」を使用してのお申込の場合は、
1社(1事業所)1枚につき半額とさせて頂きます。
また、個人正会員(企業)としてお申込の場合は「催し物特別優待券」の使用は出来ません。
12.法人会員の開催の案内については開催毎に担当者宛連絡する。
1.申込締切日 2024年6月28日(金)
2.会費納入について
受付完了メールにあるマイページから請求書をダウンロードの上、ご入金をお願い致します。
納入期限を7月10日までと致します。
なお、ご請求名目につきましては「2024年度会費」とさせて頂きます。「参加費」等他の名目をご希望の場合は
備考欄にその旨ご記入下さい。
また、領収書は受付完了メールに記載のマイページからダウンロード出来ます。
3.振込手数料につきましては、貴社にてご負担下さいますようお願い致します。
4.申込方法:下記「お申込はこちら」からお申込下さい。
5.問合せ先:一般社団法人日本接着学会「接着界面科学研究会」係
〒556-0011 大阪市浪速区難波中3丁目9-1(難波ビルディング)
TEL 06-6634-8866、FAX06-6634-8867、E-mail info-hnb@adhesion.or.jp
お申込はこちら
*個人正会員(企業)で申し込まれた方は、ご本人しか参加出来ません。
*法人会員でお申し込みされた場合は、どなたでも原則3名まで各例会に参加出来ます。
それ以上の参加は要相談となります。
*催し物特別優待券をご利用の場合は、「催し物特別優待券」を上記問合せ先まで郵送してください。
運営委員会(PartⅨ 予定)
委員長 田中 敬二氏(九州大学)
副委員長 佐藤 絵理子氏(大阪市立大学)
副委員長 小曽根 雄一氏(リンテック㈱)
副委員長 戸田 智基氏(積水化学工業㈱)
加納 義久氏(古河電気工業㈱) 高橋 紳矢氏(岐阜大学)
扇澤 敏明氏(東京工業大学) 大久保 雄司氏(大阪大学)
岡松 隆裕氏(横浜ゴム㈱) 宮田 隆志氏(関西大学)
島津 彰氏(日東電工㈱) 瀬藤 健一氏(コニシ㈱)
鈴木 敦彦氏(セメダイン㈱) 小池 淳一郎氏(DIC㈱)
顧問 西野 孝氏(神戸大学)(順不同)
さて、本パートにおいても、講演会、見学会、接着界面科学シンポジウム&ロングラン講演などを企画いたします。また、PartⅧ同様、PartⅨでも種々の利便性を考慮したオンライン開催も適宜採り入れながら、下記の通り開催の予定を致しておりますので、現在加入されておられる方々はもとより、会員の皆様で、本研究会の趣旨にご賛同いただける方はこの機会に、法人・個人を問いませんので、本研究会 “接着を科学する”活動にご参加頂ければ、幸甚に存じます。
趣旨
「接着」は今日の産業を支える基幹技術としてあらゆる産業に利用されている。接着の利便性、信頼性は飛躍的に発展し、溶接などの手法を代替してきただけでなく、ラミネート材や複合材料、さらにはナノ材料など新規材料の開発に多大なる貢献をなしてきた。接着現象は接着剤そのものだけでなく、被着体表面、さらには接着界面の構造や物性とも密接に関係しており、これらは高分子化学、物理化学、界面化学、レオロジーの学問体系に関連付けられ、最近では生物学、環境学や電子工学との関連も深くなっている。さらに接着を対象とする材料も多岐に亘り、材料工学の学問体系の中にも位置付けられ、まさに境界領域の科学技術の粋と言っても過言ではない。科学技術とは本来、学理を極める科学と、その上に立脚する技術でなければならない。かつて接着はサイエンスではなくテクノロジーであると言われた時代もあった。しかしながら、先人の接着に関連するサイエンスの追及の成果として、接着ハンドブック第2版(昭和55年)では接着を分子間力で議論できるようになってきた様子が語られている。ところが、その後、第3版(平成8年)、第4版(平成19年)において多彩な応用や新規接着剤の開発が紹介され、接着分野の充実が披露されている一方、そこで展開されている接着理論の本質は変化しておらず、最近では本邦でそれらを対象とした学術発表が希少になっているように見受けられる。昨今表面・界面解析技術とナノテクノロジーの進歩には著しいものがあり、表面・界面を原子レベル・ナノオーダーで制御できるようになってきた。したがって、これからの接着を語る上で、これら周辺技術の進歩に歩調を合わせて、接着を新たな視点で科学的に把握する必要が生まれている。このような観点から、本研究会は「接着という界面現象」を「科学」し、新たな接着のブレークスルーのシーズを生み出すとともに、より充実した理論体系の構築を目的とする。
2024年度(2024.4.1~2025.3.31)例会開催予定
第1回例会 日時:2024年7月12日(金)(開催済)開催方式:オンライン(Zoom)
「主題:接着界面探究の最新動向」
本分野でご活躍の3名程度の講師による基調講演
第2回例会 日時:
会場:東京工業大学大岡山キャンパス(オンサイト)
(中嶋健先生、大塚英幸先生、佐藤浩太郎先生研究室見学予定)
内容:見学会&講演会・フリーディスカッション第2回例会
第3回例会予定 日時:2024年12月17日(火)
接着界面科学シンポジウム
会場:I-siteなんば(オンサイト)
内容:接着界面に関する基調講演、研究会員の相互理解セッション、若手ポスター発表(案)
第4回例会予定 日時:2025年3月7日(金)
会場:九州大学or関西(オンサイト)
内容:ロングラン講演(産業技術総合研究所 堀内伸先生予定)
研究会内規および開催要領
1.本研究会は「接着界面科学研究会PartⅨ」とし2024年4月から2026年3月まで2カ年間の開催とし、事務局を本部に置くものとする。2024年度は前期、2025年度は後期とする。
2.目的 趣意書の通り1)研究・技術の方向性 2)相互の関係 3)解説 4)情報の蓄積 5)講師との懇親
などを通して接着現象・表面・界面の研究の進歩・発展に貢献する。
3.例会として年4回開催(講演会、シンポジウム、見学会、等)、原則として3ヶ月に1回程度、
午後から開催するものとする(シンポジウムは午前からの場合あり)。
4.開催地 原則として本部所在地(関西地区)とする。
5.本研究会の事業年度は4月にはじまり翌年の3月に終わる。
6.会費は、研究会参加費もしくは資料代とし1カ年分を納入、納入期限を5月末日までとする。
7.研究会を退会する場合は、次年度がはじまる4月までに連絡すること。
年度途中での退会については、会費の払い戻しはしない。
8.参加企業の担当者に変更が生じた場合は速やかに本会事務局まで連絡すること。
なお、個人正・非会員でお申込の場合の名義変更は出来ません。
9.法人会員の研究会への参加については、原則として1社3名までとする。
10.研究会の運営は本部事業とし、運営委員会がこの任にあたる。
11.研究会会費
法人会員 法人非会員 個人正会員 個人正会員 個人非会員 |
企業 大学・公共機関
|
年額 50,000円(不課税) 年額 90,000円(不課税) 年額 25,000円(不課税) 年額 8,000円(不課税) 年額 50,000円(不課税) |
なお、法人会員(特別・維持・賛助)からの本会「催し物特別優待券」を使用してのお申込の場合は、
1社(1事業所)1枚につき半額とさせて頂きます。
また、個人正会員(企業)としてお申込の場合は「催し物特別優待券」の使用は出来ません。
12.法人会員の開催の案内については開催毎に担当者宛連絡する。
申込要領
1.申込締切日 2024年6月28日(金)2.会費納入について
受付完了メールにあるマイページから請求書をダウンロードの上、ご入金をお願い致します。
納入期限を7月10日までと致します。
なお、ご請求名目につきましては「2024年度会費」とさせて頂きます。「参加費」等他の名目をご希望の場合は
備考欄にその旨ご記入下さい。
また、領収書は受付完了メールに記載のマイページからダウンロード出来ます。
3.振込手数料につきましては、貴社にてご負担下さいますようお願い致します。
4.申込方法:下記「お申込はこちら」からお申込下さい。
5.問合せ先:一般社団法人日本接着学会「接着界面科学研究会」係
〒556-0011 大阪市浪速区難波中3丁目9-1(難波ビルディング)
TEL 06-6634-8866、FAX06-6634-8867、E-mail info-hnb@adhesion.or.jp
お申込はこちら
*個人正会員(企業)で申し込まれた方は、ご本人しか参加出来ません。
*法人会員でお申し込みされた場合は、どなたでも原則3名まで各例会に参加出来ます。
それ以上の参加は要相談となります。
*催し物特別優待券をご利用の場合は、「催し物特別優待券」を上記問合せ先まで郵送してください。
運営委員会(PartⅨ 予定)
委員長 田中 敬二氏(九州大学)
副委員長 佐藤 絵理子氏(大阪市立大学)
副委員長 小曽根 雄一氏(リンテック㈱)
副委員長 戸田 智基氏(積水化学工業㈱)
加納 義久氏(古河電気工業㈱) 高橋 紳矢氏(岐阜大学)
扇澤 敏明氏(東京工業大学) 大久保 雄司氏(大阪大学)
岡松 隆裕氏(横浜ゴム㈱) 宮田 隆志氏(関西大学)
島津 彰氏(日東電工㈱) 瀬藤 健一氏(コニシ㈱)
鈴木 敦彦氏(セメダイン㈱) 小池 淳一郎氏(DIC㈱)
顧問 西野 孝氏(神戸大学)(順不同)