造接着・精密接着研究会

2024年度 第33回 構造接着・精密接着シンポジウム

日時
2024年11月26日(火) 9:50~17:15
会場
■会場:大阪公立大学 I-siteなんば (大阪・なんば)
      <https://www.omu.ac.jp/isite/access/>

■テーマ

「各分野における構造接着 期待と課題」をテーマに、建築、自動車、造船、航空、産業機器などそれぞれの各分野において、構造接着の適用を先導する先生方にご登壇いただき、最先端の接着技術や課題などを講演いただき、後半では、ご登壇いただいた先生方をパネリストとしてお迎えしたパネルディスカッションを計画しております。対面ならではの臨場感のある企画をご用意する予定にしております。
 

■プログラム

 
9:50~10:00 開会挨拶
10:00~11:00 【講演1】「コア接着積層技術の歴史と課題」
コネクトオール株式会社 代表取締役 神山 誠也 氏
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脱炭素化社会の実現が求められるなか、電力使用の半分以上がモータ駆動で消費されているといわれ、モータの高効率化が求められています。一方、モータの損失には、鉄損、銅損、機械的損失等がありますが、その鉄損を抑制する技術として、コア積層技術のひとつ、接着接合による積層技術が注目されています。コア積層技術のメインであるカシメ積層や溶接積層に対して、未だ市民権を得ていないコア接着積層技術の面白さと難しさを、その歴史と課題を通じて紹介します。

11:00~12:00 【講演2】「将来の自動車と接着剤-期待と課題-」
金沢工業大学  影山 裕史 氏
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自動車は100年に1度の大変革期。カーボンニュートラルやCASE(connectivity、autonomous、shared、electric)を基調としたクルマづくりが始まっている。近い将来、活性化したスマートシティ内外の陸海空を多目的のスマートモビリティが所狭しと飛び交っているのが目に浮かぶ。そのスマートモビリティを予想しながら被着体の動向を推察し、企業時代のCFRPボデー開発や学に入って参画した国プロで得た知見等をもと、接着剤のあるべき姿や期待と課題について議論してみたい。
12:00~12:50 昼休み
12:50~13:50 【講演3】「航空機構造に求められる接着技術」
三菱重工業株式会社 総合研究所 製造研究部 主席研究員 長谷川 剛一 氏
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航空機における接着適用の歴史を振り返るところから始め、現在の適用状況を紹介する。その後、航空機複合材部品の構造接着を主な対象として、適用される技術の概要を説明する。続いて、認証ルールによる適用制限と、その緩和に向けた業界の動向、特に先行する欧米での研究開発状況について紹介する。最後に、当該技術分野に対するニーズ、展望について、自社の取組みも交えて述べる。
13:50~14:50 【講演4】「建築鋼構造における接着接合の可能性」
北海道大学 工学研究院建築都市部門先端空間性能 教授 岡崎 太一郎 氏
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建築鋼構造の接合部は,一般的に,高力ボルト摩擦接合や溶接による板要素のせん断接合、引張接合、引張・せん断接合で構成される。こうした接合部に接着接合を用いた場合,部材の二次曲げや板要素の変形,あるいは継手板の変形が原因で,接着層に剥離応力も生じる。建築鋼構造での使用を想定して,せん断・引張り・剥離に対する接着接合の基本性状を総合的に把握する目的で,一連の実験を実施した。また,接着接合による,実際的な接合部の載荷実験も実施したので,これまでに蓄積した知見を紹介する。

14:50~14:55 休憩
14:55~15:55 【講演5】「船舶用CFRPプロペラの接着接合構造に関する研究開発」
ナカシマプロペラ株式会社 コンポジット事業ユニット ユニット長 山磨 敏夫 氏
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弊社は船舶用プロペラの製造メーカである。プロペラの材料は一般的にアルミ青銅鋳物である。2007年からプロペラのブレードをCFRP製にするための研究開発を行い、現在では商船、調査船、漁船等向けにCFRP製プロペラが搭載されている。これら搭載船では、燃費改善、船内振動改善などの効果が得られている。地球温暖化対策として船舶からのCO2排出量の削減が求められ、CFRP製プロペラもそれを解決する手段として期待される。本講演では、大型船に向けた接着構造のCFRP製プロペラの研究開発状況について紹介する。
15:55~16:10 休憩
16:10~17:10 パネルディスカッション
17:10~17:15 閉会挨拶
17:30~ 懇親会
※プログラム、講師等は変更することがあります。

※シンポジウム終了後、17:30から技術交流会(会費:税別2,000円)を開催いたします。

 多数のご出席をお待ちしております。
 

■参加費(消費税別)

構造接着・精密接着研究会 企業会員:1名無料、2人目から10,000円/人

構造接着・精密接着研究会 団体会員:1名無料

構造接着・精密接着研究会 個人会員:無料

日本接着学会会員(構造接着・精密接着研究会非会員):20,000円

構造接着・精密接着研究会、日本接着学会、共に非会員:25,000円

※日本接着学会の優待券は使用できません。

※領収書は振込受領書をもってかえさせていただきます。 

 

■参加費のお支払い

有料の方には、後日、請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします

■お申し込み

下記ボタンをクリックし、申し込みフォームに入力してください。
シンポジウム詳細・お申し込みページはこちら


■申込締切日

2024年11月19日(火)17時
 

■問い合わせ先

一般社団法人日本接着学会 構造接着・精密接着研究会事務局
〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区中川中央1-28-22-201
TEL: 045-479-8855  FAX: 045-910-1831
e-mail: jimu@struct-adhesion.sakura.ne.jp
構造接着・精密接着研究会HP http://www.struct-adhesion.org/

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