次世代接着材料研究会
次世代接着材料研究会 PartⅨ第7回例会 開催案内
- 日時
- 2023年12月19日(火) 13:00~17:20
- 会場
- オンライン開催(ZOOM)
※講師等の都合によりに変更になることがございます。
テーマ「生体接着技術の現状・最新研究と今後の展望」
※オンライン開催では会場に左右されないため、多くの会員メンバーに聴講していただけるよう参加人数の制限を一時的に解除し、研究会法人会員様の各会員2名以上の登録を受け付けいたします。但し、通信負荷の可能性がある場合、参加人数の上限を設定させていただきます。
プログラム
13:00~13:05 委員長挨拶 セメダイン(株) 橋向 秀治
13:05~14:05 「生体接着材料の基礎、現状および今後の展望」
国立研究開発法人物質・材料研究機構 田口 哲志氏
生体接着材料は、医療分野において生体組織間の吻合部における出血・浸出液漏出防止、
肺からの空気漏れ防止等、外科手術後の創部を閉鎖・止血・被覆する際に使用され、
これまで国内においても数種類が開発されている。これらの生体接着材料は一定の
効果はあるものの、接着強度と生体親和性に課題があり、臨床ニーズを十分満たして
いるとは言えない。本講演では、生体接着材料の基礎、現状および今後の展望について
述べ、我々の行っている研究を紹介する。
14:05~15:05 「温度応答型生分解性インジェクタブルポリマーの医療応用
と組織接着性」
関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 大矢 裕一氏
我々は,体温に応答してゾル-ゲル転移する生分解性インジェクタブルポリマー(IP)の
医療応用について検討してきた。我々の系の特徴は温度上昇によるゲル化の際に,
共有結合架橋が進行し,ゲル状態の維持期間(体内分解時間)を簡便に制御できる点にある。
今回は,その医療応用として,薬物放出デバイスや癒着防止材,細胞デリバリー材料などへの
応用例を紹介し,その中で,IPゲルに組織接着性を付与する試みについても言及する。
15:05~15:15 休憩
15:15~16:15 「歯科系接着技術の現状と今後の展望」
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 岡田 正弘氏
現在の歯科治療において、接着剤は必要不可欠であり、治療に応じてさまざまな被着体
(歯質、金属、セラミックス、高分子)を安定にかつ簡便に接着する必要がある。
本講演では、歯科系接着技術に関して、歯科用接着剤の組成および被着面の処理に関する
基礎知識について解説し、さらに今後の展望について解説する。
16:15~17:15 「生体貼付型デバイスの開発と医療・ヘルスケア分野への応用」
東京工業大学 生命理工学院 藤枝 俊宣氏
ロボティクス・再生医工学・情報科学技術の進展により、21世紀の医療では生体-人工物の
統合が実現しつつある。近年では、フレキシブルエレクトロニクスとIoT (Internet of Things) を
組みあわせた健康情報のDX (Digital Transformation)や、BMI (Brain-Machine Interface)技術が
台頭し、デバイス形態も生体貼付型へと進化している。
本講演では、高分子超薄膜(ナノシート)とプリンテッドエレクトロニクスを基盤技術とする
生体貼付型デバイスの創製と医療・ヘルスケア技術への応用について紹介する。
17:15~17:20 閉会の挨拶 運営委員会委員長 橋向 秀治
注意点:本例会で使用される配信動画は著作物であり、録音・録画・キャプチャを禁止いたします。
講師、その他にやむを得ない事情がおきた場合はプログラムに一部変更があるかも
知れませんので、予めお含みおき下さい。
申込締切日 : 2023年12月12日(火)
お申し込み方法
1.第7回例会に参加の場合は、
下記「 参加申し込みはこちらから」よりお申し込み下さい。
受付後、受付完了のメールが配信されます。オンライン参加のURL等は別途メールにて
ご連絡させていただきます。
参加申し込みはこちらから
2.今期のご入会が未だの場合は、先ず「次世代接着材料研究会PartⅨ
後期参加申込書」にご記入の上、FAXもしくはEmailにてご送信下さい。
後ほど年会費の請求書をお送り致します。また、特別優待券をご利用の場合
は、申込書の備考欄に催し物特別優待券使用とご記入の上、優待券をご郵送
下さい。
Part9 後期 入会申込書
連 絡 先
一般社団法人日本接着学会 次世代接着材料研究会宛
〒556-0011 大阪市浪速区難波中3丁目9番地1(難波ビルディング)
TEL:06-6634-8866 FAX: 06-6634-8867 E-mail: info-hnb@adhesion.or.jp