4. 表面とぬれ

 接着剤が被着材の表面でよく濡れれば接着剤が固化したときの強さが大きくなり、濡れにくければ接着の強さは弱くなります。そのため、濡れという現象は接着において非常に重要な要素です。
 液体の濡れを評価する指標として接触角が用いられます。水や接着剤などの液滴が固体表面と接したときに成す角度を接触角(θ)といいます。接触角は液滴の表面自由エネルギー(γLV) 、固体の表面自由エネルギー(γSV) 、固液界面自由エネルギー(γSL)のバランスで決まります。これをヤングの式といいます。

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